どーも ずっこけまくっているF山です。
姐さんハイゼット エンジン不調 まとめ
遂に終わりましたハイゼット
無事エンジンを降ろさずにリフターシム交換できました。
さて
まだ腑に落ちない方もたくさんいらっしゃると思いますので
今回の一件をまとめてみましょう
中古車のハイゼット
買う前から冬場にエンジンがかからないことがあるとの事。
それを承知で9月に購入
車検満タン
当然 変な煙や排ガスが出ていては車検に通りません。
そんな状態でうちにやってきて
普通にエンジンはかかるしアイドリングも安定している。
この時の圧縮が1番から7 8 9
ある日 ついにかからない日があり、圧縮が 7 8 0
そしてまた違う日は エンジンがかかり 7 8 9
3番の圧縮が0だったり9だったりする。
これはもうエンジン開けなくてはわからない。ってことで
開けたら3番に樹脂の異物がありバルブに噛んだり噛まなかったりしていた。
見事に納得
一応シリンダーの傷も確認してバルブは念のため曲がり確認と清掃 シート研磨
原因がはっきりしたのでこれで完成
と思いきや
エンジンがかからない。
はてな?と思い 点火や燃料を確認するものの問題なし。
しょうがないので圧縮を測ったところ 5 5 9
もう一回
4 4 9
1番と2番が下がっている・・・・
腰下はばらしていないので腰下に問題が隠れていたのか?
いや そんなはずはない。
車上でカムカバーをはぐってバルブクリアランスを見る。
1番と2番がマイナスである・・・・・
適正なシム(リフター)を手配して車上でリフター交換
圧縮 11 11 11
エンジン始動絶好調
つまり
最初からバルブグリアランスがマイナス気味で圧縮が下がっていた。
3番が爆発している時は勢いがついて1番も2番も追従してなんとか爆発することができていた。
なので
3番に異物が噛み 爆発しないと残りの2発は自爆できないからエンジンがかからない。
エンジンを開けて3番の異物を取り除いたものの
バルブ清掃とすり合わせで圧縮がさらに落ち 3番が爆発しても1番2番は追従できない圧縮比になってしまった。
バルブクリアランスを適正にすることでバルブ綺麗に閉まり圧縮が戻り
普通 になった。
と、いう事でした。
この業界にいる以上
バルブクリアランスぐらい見るのが当然だろ。 と言われそうですが
それを言ったら
チェーンもテンショナーも変えるべきですし
メタルだってピストンだって確認するのが当然といえば当然です。
ただ、次回同じ症例があればバルブクリアランスはエンジンを降ろす前に確認します。