今日のお昼はなんと!
ラーメンじゃなかったんです。
パン 一個・・・・・・・
腹減ったー!!

昔、アタちゃんていう友達が彼女と稚内へドライブしたときの話。
当時20歳ぐらいのアタちゃんは夕方に札幌を出発して留萌経由で稚内へ向かった。
そろそろお腹が減った二人、何か食べようとお店をさがすものの、一軒も見当たらない。

 

 

 

 


確かに当時は留萌を過ぎたらコンビにも無く稚内まで何も無い。
どう考えてもこれはやばい状況ということで道を外れて食堂を探したそうだ。

 

 

走っても走っても何も無い

 

 

腹は減るばかり


どんどん時間は経ち


腹が減りすぎて会話もない。

たしかにあっち方面は本当に何もない。

 

 

時間は夜8時を過ぎ
 
ついにお店を見つけた。

でもちょうど閉店の準備をしているところ。

 

それでも完全に空腹だったアタちゃんは「何とかお願いします。何でもいいんです。何か食べさせてもらえないでしょうか?」必死にお願いした。
「いやぁ、もう閉店なんだわ」
冷たく断られた。
「本当にお願いします。お腹痛いぐらい減ってるんです。札幌に戻るにも何時間もかかかるし・・・」


「いやー、しょうがないねえ、 僕はこれから用事あるからさぁ、羽幌に友達の店あるからそこまでいきな。電話しといてあげるから。」



究極に減ったお腹を我慢しながらアタちゃんたちは羽幌へ向かった。


羽幌まで行けば何か食べられる。


「あっ、ここだ。」

ついに見つけた。 これでご飯がたべられる。 
そこは居酒屋。
羽幌らしい風流なお店だったらしい。

「こんばんわー」
ほっとした感じで店の扉を開けた瞬間。















パンチパーマの4人組がこっちを見た。
ゲッ! 








でも他の店は絶対に無いだろう。




「留萌でしょうかいしてもらたんですけど・・・・」

アタちゃんは小さな声で言った。

「あぁ、聞いてるわ。 そこにすわんな」

どうやらこの店にはメニューがあるものの金額が書いてない。

「何にする?」
パンチの主人は容赦なく上から目線で話しかけてくる。

アタちゃんは「何でもいいんですけど」
ちょっと間をあけて主人が「刺身だな」
「あ、はい」


アタちゃんと彼女はやっと食べられると思ったのと同時に

メニューに金額がが無いのが気になる。

何がいくらなのかまったくわからない。

でも金額がどうこうじゃない、もう腹が減って倒れそうだったからどうでもいいと思ったそうだ。



空腹ほど料理をおいしくすものはない。



兎に角うまかったそうだ。








そして何故か



とんかつが出てきた。









サラダも出てきた。



・・・・・





ただただ 食べた。













アイスまで出てきた・・・・・







十分お腹が満たされた。







あのーすみません。 ありがとうございました。 お、お会計お願いします。

レジではなく、ノートになにやら書いている主人




横にいた奥さんらしき人が小さい声で
「あんた、駄目だって! 駄目だって。」
「いいんだぁ、おまえ黙ってれ」

・・・・・・・・・・・・・





 

 

 

 

嫌な予感がした








いったいいくらと言われるんだろう・・・

 

 

 

 



「1000円」

 

 

 

 


 

 

 


 

 

 

 

 


 

 

 


せせ千円?

 

 

 


「二人でですか?」

 

 

 

 

 

 




「あぁ、これから稚内まで行くんだべ。気をつけてけよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かっこいい!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018.5.23

 

先日 アタちゃんに会った。

 

そういえば、昔、超腹減って、羽幌で食べさせてもらった話あったよね?お店覚えてる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ 忘れたなぁ・・・ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄情である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういえば 私も 恩義のある定山渓オートに顔を出していない。

 

 

 

 

 

 

身に積まされる。

 



定山渓オート

 
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