お盆の海は心霊写真になりやすから海での撮影は気をつけましょう

 

若い頃 大勢で海へ行った夏休み

 

いい気分に酔っ払い、

 

波消しブロックのほうに中身は何だか忘れたけど小さなコンテナBOXを取りに行った

 

海面は首ぐらいだったから約160cmぐらい

 

両手を上に上げコンテナBOXが海水に浸からないように海の中を歩いた

 

下は砂なので最初は気にしなったのが 徐々に岩場になっていく

 

酔っ払っているのでさほど気にしないで歩く

 

コンテナBOXの重さは10kgぐらいだっただろうか

 

海岸から波消しブロックまで100mぐらい

 

その途中の右足の一歩がズルッっと滑った

 

全然転ぶような滑り方ではない

 

足の行き先が少しずれただけの感じ

 

何も気にせず海岸へ戻る

 

ザップーン ザップーンっと打ち寄せる波

 

砂場で戯れている子供達の一人が私を指差してこう言った。

 

「あぁぁあ、血だらけだぁ・・・・・」

 

え? このお子様は何を言ってるんだ?

 

「血だらけ?」

 

と聞き返したところ、そのお子様は私に向けていた指先を足の方へと向けた。

 

私はコンテナを持っていたのでそのコンテナを右腰にずらして自分の足を見た

 

丁度乾いた砂場と波が押し返す狭間だった。 波が引いたときの濡れた砂場でわかるほど足の裏から赤いものが出ていた

 

はて?なんだ?血か?少し痛いような気はするけど 血にしては多すぎる

 

とりあえず そのまま乾いた砂場を歩き、テントへ戻り 椅子に座って足の裏を見る。

 

アララらららららららららららららららららら

 

今まで見たこともないぐらい切れている

 

7.8cmぐらいだったか、白い肉が見えていてそこにガッツリ砂が混じっている

 

その間もスポンジから垂れ落ちる水のように タラーッっと血が落ちている

 

取り急ぎビーチサンダルに足を納めてみるものの、ビーチサンダルの脇から血がドンドンドンドン溢れ

 

てきて 完全にホラー映画である

 

しかし 夏の海は 陽気

 

みんな飲みまくっていて 血に染まった足を見て 腹を抱えて笑っている奴もいる

 

その横で 「ちょっと見せてくれ」と真剣な顔で近づいてきて、ぱっくりと割れた傷口に「指入れてもいいか? と指を入れようとする奴もいた。

 

 

 

 

 

流石に血が大量すぎて このままだとまずいのは酔っていてもわかった。

 

止血するにも足首で輪ゴムか? 輪ゴムなんてあるか? 

 

いや病院だろ

 

でも、十銭浜からだと何所の病院だ?

 

大勢の中に 看護学校の子がいて取り急ぎタオルで縛って それを大量の割り箸でねじくり回してきつく締めてくれた。

 

 

そして

 

当時乗っていたLC80のキャンピングベッドに横たわり 病院まで連れて行ってくれたのは現在の某病院理事長 

 

私のランクルを運転しながらどこぞへ電話をかけ

 

消防無線さながらにこう言った

 

20代男性 足の裏 切傷 海水浴中に岩場で滑ったもの。 出血多量 十銭浜から一番近くの緊急当番病院を教えられたし。

 

たしか13針縫ったんだよなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

お盆は本当に事故が多いので注意です。

 

 

 


 
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