ブロワーファンを使わない。

電気が要らない。

単体で使える廃油ストーブ
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薪ストーブや バーベキューの炭起こしと同じで

最初はなかなか着火に手間取るのですが

慣れたら一発です。

自然吸気なのでブロワーファン付よりも火力は落ちますが

静かで、燃費がいい。









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このストーブは下のタンクよりも煙突が燃焼室になります。

しかも穴の開いた煙突の上部が真っ赤になります。

ファン付は空気が送風された先端でバーナー状になりますが

自然吸気は穴から空気を吸い込んで上昇気流で燃焼しながら上方へ向かい

上の穴は同時にフレッシュエアーを吸い込んで上へ向かいます。


煙突の穴が無くなったところで熱が溜まり真っ赤になります。



この真っ赤になる部分をもっと腰より下の位置に下げたくなるのが人情



下のほうから火力が欲しい。



なので



煙突を半分の長さにすると燃焼が安定しなくなります。燃え方が一定じゃなくなり 脈打つというのか、強弱が出るというか。



それではと、長さを倍にしてみると 熱の溜まりが倍の高さになります。


雰囲気は煙突の太さがボア 長さがストローク 空気穴はジェットといったところでしょうか。


昔、井上さんが生きていた頃 大型のタイヤも燃料にできる廃油ストーブを作っていました。

人が入れるような大きさで肉厚5mmか6mmか 何十万もかけて制作してました。

火力が出すぎることを想定して 外側に大量のクーラントを循環させ、それを暖房として循環させる構想。


口だけではなく、実際にやる男でした。

しばらくして行ってみると


あれ?ない。 あの廃油ストーブは?



あれね、外にクーラント回すと窯の温度が上がらなくてガス化しないのさ。

ただの焼却炉になっちゃった。



なるほど、言われてみればその通り。廃油ストーブはガス化して初めて勢いがでる。


井上さん 通称 毒虫 

面白い人だったなぁ。







 
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