ATFを抜いてから ジェットーヒーターで温めると徐々にポタポタ出てくるのは水っぽい。
恐らく長年オイル交換されていなかったか、されたとしても上抜きで、下の方に溜まる水は抜けなかったか。
ATFも白濁していて水が参っていたことは確か。
なので
温めるとバケット上下もダンプもできる。
しかし、次第に動きが悪くなっていく。
外気が寒すぎて配管の途中でATFがシャーベット状になり詰まると考えた。
が、
せっかくATFを全抜きしたので、この機会にできるところはやったほうがいい。
まずバケット側の油圧コントロールバルブは確認して問題なし。
油圧コントロールバルブから出たオイルはラジエター前のクーラーを通ってオイルエレメントを経由し駆動用ポンプに入る。 その途中にあるのがリリーフバルブ。こちら
左駆動モーターの脇から左のATFタンクへ繋がる。
エンジン横の油圧ポンプから余計な圧力がかかればこのリリーフバルブが開き駆動用ポンプへ行くはずの油圧は左側のATFタンクへ逃げる。
最初はこれが閉まってないと思ったのですが、しっかりと閉まっていて、バネで開閉もスムーズ
ふむふむ
ATFがシャーベット状になって詰まるとしたらどこだ?
エレメントも怪しいか・・・・
暫く腹下から眺めながら考える。
ん?
全ての油圧の取り出しはATF右タンクの右駆動モーター前にあるこのホースだ。
よく見るとただの取り出しにしてはボルト6本も使って怪しい・・・
どうなってるんだろう?
カパッ
むむむ!
これは真犯人っぽいなぁ
柔らかい錆色の粘土質
この状態でATFがシャーベット状になったら吸えないですよねぇ
となりますと
一度フラッシングしなくてはならないでしょうねぇ
駆動部分は綺麗ですねぇ
あしたはバケットコントロールバルブユニットからオイルクーラー、エレメントまでの詰まりを確認してフラッシングまで終わらせます。